アイネクライネの意味|歌詞の意味を解釈すると浮気なのか?

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今や人気アーティストとなった米津玄師さん。

かつてはニコニコ動画で人気ボカロPだったハチさんだと思うと、感慨深いものがあります。

 

『ピースサイン』、『打ち上げ花火』、『Lemon』、と代表作が次々に増えていきますが、やはり『アイネクライネ』は外せません。

 

米津玄師さんは作曲・作詞・歌はもちろん、イラストやMVもすべて自ら手掛けています。

『アイネクライネ』はアルバムの曲でありながら、YOUTUBEのMVが1億回再生を超える程の人気になりました。

 

そんな『アイネクライネ』は多くの人の心を動かしておきながら、歌詞やMVが難解である事も有名です。

実は歌詞の意味が浮気と解釈されるという噂もあります。

今回は、『アイネクライネ』の歌詞の意味を徹底調査しました!

アイネクライネの意味

『アイネクライネ』というドイツ語、意味は分からないのに聞いたことがある気がするのではないでしょうか。

 

モーツァルトの楽曲『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』は『小さな夜の曲』と邦訳されています。

『小夜曲(セレナーデ)』と呼ばれており、皆さん一度は耳にした事があるはずです。

「ばーか、あーほ、どじまぬけー♪」

の替え歌で有名なこの曲です。

 

米津玄師の『アイネクライネ』は、曲の雰囲気からして、この『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』とは関係が無さそうですね。

そうすると『アイネクライネ』は言葉としての意味がありそうです。

 

『アイネクライネ』という言葉は、ドイツ語です。

 

Eine(アイネ)は「ある、一つの」。Kline(クライネ)は、「小さな」という意味です。

『アイネクライネ』は、「小さな」「ただの平凡な少女」という意味になります。

アイネクライネの歌詞の意味を徹底調査!浮気と解釈?

では、『アイネクライネ』の歌詞の意味を徹底調査していきましょう。

 

『アイネクライネ』は冒頭からこんな歌詞で始まります。

あたしあなたに会えて本当に嬉しいのに 当たり前のようにそれらすべてが悲しいんだ

今痛いくらい幸せな思い出が いつかくるお別れを育てて歩く

MVの男女の雰囲気からしても、「あたし」と「あなた」は恋人同士だと解釈できます。

「お別れを育てて歩く」なんて悲しい言葉ですね。二人が別れるのはもう決まっている事のようです。

 

別れが決まっている出会い・付き合いというと、不治の病に冒されて…とか、そんなストーリーも思い浮かびます。

誰かの居場所を奪って生きるくらいならばもう あたしは石ころにでもなれたらいいな

だとしたら勘違いも戸惑いもない そうやってあなたまでも知らないままで

次に出てくるのは、「誰かの居場所を奪って生きる」

このフレーズで浮気や不倫と解釈する方も多いのでしょう。

 

「勘違いや戸惑いもない」

という言葉からは、「あたし」は浮気されている可能性もありますね。

「あたし」という少女は自己評価が低くて、自分が「あなた」の隣にいる事に自信を持っていられない…

 

「あなた」を奪おうとしてくるライバルの方がふさわしいのではないか。

「あなた」の恋人という居場所は本当は他の誰かのものなのではないか。

と思っているのかもしれません。

 

だったら石ころにでもなって、あなたまでも知らないままだったら良いのに…と解釈できます。

あなたにあたしの思いが全部伝わってほしいのに 誰にも言えない秘密があって嘘をついてしまうのだ

あなたが思えば思うより いくつもあたしは意気地ないのに

どうして

再び「あたし」が自分のふがいなさを歌っていますが、「誰にも言えない秘密」

これが『アイネクライネ』を解釈するのに重要なポイントだと言えそうです。

 

「秘密」が浮気している事だとすると、この歌詞では「あなた」も浮気の秘密を知らないという事になります。

この場合、他に本命がいながら浮気をしているのは「あたし」だという事になります。

 

その場合、どうでしょうか?

 

浮気相手にも浮気している事が言えない…

あたしは意気地なし…

今は幸せなのにお別れが来るんだよね…

 

そういう境遇で浮気をした事がある人は共感出来るかもしれませんが、大抵の人は「あたし」が最低だと感じると思うんです。

YOUTUBEで一億回以上再生される程、人気が出ないでしょうね。

 

この「秘密」は浮気じゃないのではないでしょうか。

きっと、大それた秘密では無くて、

『「あたし」は本当は可愛くない』

『「あたし」は本当は嫌な人間だ』

そういう自分の内面の嫌な部分を見せたくないっていう感情だとも考えられます。

 

MVでは左足の欠損した人形が出てきますが、そこに身体的な「秘密」があるのかもしれませんし、精神的な、正しい人間性から何か欠損しているというイメージかもしれません。

 

「秘密」が本当に大変な秘密だった場合。

例えばですが、

『「あたし」が性別的には男である』

などの「秘密」だと、何となく全体的な歌詞の意味もまとまる気がします。

 

『秘密にしてるから、知られた時にはお別れになると思っている』

こんな解釈も出来ます。

 

「どうして」は

『どうしてあなたは一緒にいてくれるんだろう』

『どうしてあたしはあなたと一緒にいたいと思ってしまうんだろう』

とか、そういう叫びのようなものですね。

消えない悲しみも綻びもあなたといれば それで良かったねと笑えるのがどんなに嬉しいか

目の前のすべてがぼやけては溶けてゆくような 奇跡であふれて足りないや

あたしの名前を呼んでくれた

サビにあたる部分の歌詞です。運命的な相手、「あなた」に出会った喜びが表されています。

「名前を呼んでくれた」というのは、自分の存在を認められたという意味だと思います

 

「消えない悲しみも綻びも」、「あなた」に至る経過だとすれば「それで良かったねと笑える」のです。

MVでも絶望の淵にいたような「あたし」が「あなた」を見上げて涙を流しています。

 

「あたし」には今までそういう存在がいなかったのでしょう。

だから涙が出るほど嬉しくて「奇跡」だと感じているんですね。

 

ここから2番の歌詞になります。

2番も徹底調査していきましょう!

あなたが居場所を失くし彷徨うくらいならばもう 誰かが身代わりになればいいとさえ思うんだ

今細(ささ)やかで確かな見ないふり きっと繰り返しながら笑い合うんだ

何度誓っても何度祈っても惨憺(さんたん)たる夢を見る

小さな歪みがいつかあなたを呑んでなくしてしまうような

あなたが思えば思うよりあたしは大げさに不甲斐ないのに

どうして

「あたし」と「あなた」が一緒にいる事には、どうしても何かの問題があるようです。

「小さな歪み」があるのに「見ないふり」をしている。

それはそのうち「あなたが居場所を失くし彷徨う」事態を引き起こしてしまうんですね。

「小さな歪み」は1番の「秘密」の事でしょう。

 

「あたし」の恋人としての「居場所」、という話だとすると、やはり恋人同士の別れを示唆している歌詞だと考えられますが、そうすると「誰かが身代わりになればいい」というのは、「あたし」は「あなた」じゃない他の誰かが自分の恋人だったらいいとさえ思っている事になってしまいます。

ちょっと自意識過剰な印象を受けますが、「あたし」を失った「あなた」が惨憺たる状態になってしまうと不安がよぎる程、「あたし」が「あなた」に愛されすぎているという事を歌っているのかもしれません。

この人、私がいなくなったらどうなってしまうんだろう…。

というくらい愛情の依存が高い人、いますよね。

 

好きだけど、好きすぎるから一緒にいない方がいいのかもしれない…そんな恋愛だとすると、ちょっと切ないですね。

お願い いつまでもいつまでも超えられない夜を

超えようと手をつなぐこの日々が続きますように

閉じた瞼さえ鮮やかに彩るために そのために何が出来るかな

あなたの名前を呼んでいいかな

「超えようと手をつなぐ日々が続きますように」
をどういう風に受け取るかで
「超えられない夜」
がどういう物なのかが変わってきますね。

 

超えるべきものなのか?

超えない方が良いものなのか?

超えようと手をつなぐ日々の先に到達する事を願っているのか?

 

この日々が続きますようには
「超えようとはするけれど超えられないままでいる事を願っているのか」
です。

 

「いつまでもいつまでも超えられない夜を超えようと手をつなぐこの日々」こそが、「あたし」と「あなた」の繋がりなのでしょう。

「超えられない夜」は、「消えない悲しみや綻び」を絶望している事で、やっぱり超えるべきものなのではないでしょうか。

 

「小さな歪み」は「あたし」だけのものではなく、「あなた」にも「あたし」と同じようにあるので、「手をつなぐ」んですね。

傷のなめ合いのような状況でしょうか。

だからこそ「あたし」は漠然とした不安を感じているのかもしれません。

 

しかし「あたし」も救われてばかりいるのではなく、「あなた」にとって自分がそういう存在であろうと思い始めたようです。

産まれてきたその瞬間にあたし 「消えてしまいたい」って泣き喚いたんだ

それからずっと探していたんだ いつか出会えるあなたのことを

Cメロです。親となって聞くとこんなに悲しい歌詞はありませんが、思春期の不安定な時期には似たような事を思った経験があります。

産まれてきたことが間違いだった、何かしらの罪の始まりだったと感じているんですね。

現状、「あたし」と家族との関係は、あまり良くないようですね。

 

両親との関係で自分の存在に価値を見出す事は出来ていないからです。

親離れ、自立心の現れなのかもしれません。

外の世界にいる「あなた」を探していたのです。

消えない悲しみも綻びもあなたといれば それで良かったねと笑えるのがどんなに嬉しいか

目の前のすべてがぼやけては溶けてゆくような 奇跡であふれて足りないや

あたしの名前を呼んでくれた

あなたの名前を呼んでいいかな

サビの繰り返しで曲が終わります。

ここでのこの歌詞は、1番とは違いとても前向きな印象があります。

 

Cメロで「あなた」と出会ったのが「あたし」の人生でどんなに重要であるかを再確認した後ですから、「あたし」が超えられない夜の先に進むことを決意したような強さがありますね。

「あなた」は「あたし」の名前を呼んでくれていますが、「あたし」が「あなた」の名前を呼ぶことできっと何かが変わるのでしょう。

 

これが浮気の事を歌っているとすると、2人で手を取り合ってどこまでも突っ走ってしまいそうな勢いです。

そういう解釈も面白いですね。浮気をして悩んでいる人は、ちょっと背中を押されるかもしれませんね。

まとめ

米津玄師さんは『アイネクライネ』が収録されているアルバム『YANKEE』のインタビューで、黒子のバスケ脅迫事件の犯人の話に影響を受けた事を語っています。

彼は「子供の頃から自分は見えない手錠をかけられていた」と言ってるんです。環境とか、学校でいじめられてたこととか、そういう原因によって、ちゃんと人生をまっとうに生きることができなかった。それを「見えない手錠」と言っていた。

まっとうに世の中を生きていく人間にはちゃんとコミュニケーション能力があって、ちゃんとポジティブシンキングができて、目的に向かって努力することができる。

そういう人間には感じ取れない呪いみたいなものがあるんですよね。

それって相対化できないものじゃないですか。誰かにとってどうでもいいことが、誰かにとっては生きるか死ぬかの問題になってきたりするという。

引用元:https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi04

 

『アイネクライネ』も、その呪いについて歌っている曲のようです。

MVは一貫性のあるアニメーションですが、イメージであって歌詞がストーリーになっているわけではないのだろうと思いました。

 

歌には、もちろん作者や歌手が込める意味があると思いますが、聴いた人が別の意味を見出してもいいはずです。

ほんの1フレーズでも共感できる歌詞があれば、明らかに違う部分があってもお気に入りの歌になったりしますよね。

 

確かなのは『アイネクライネ』はメロディも良くて、歌詞もMVも何かグッとくるという事です。

 

とにかく才能あふれる米津玄師さんの、これからの活躍も楽しみにしています!

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