船場吉兆の現在!事件その後の女将や長男を追跡!今は復活を果たしていた!

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インターネットやSNSの発達で、企業の不正や偽装などが大きく叩かれることが増えました。

最近だと、ビッグモーターの不祥事が発覚しましたね

ところで、ビッグモーターの社長が記者会見を行った際にX(旧ツイッター)では「船場吉兆」というワードがトレンド入りしました。

船場吉兆は大阪にある高級料亭でしたが、2007年に不祥事が発覚した際の記者会見が「伝説」と呼ばれるほど話題になりましたよね

そこで今回は、船場吉兆の不祥事事件や「伝説」になった記者会見、女将や長男・次男の現在の様子などについて詳しく解説していきます。

そもそも船場吉兆の事件とは

そもそも船場吉兆の事件とは

船場吉兆の事件とは、一体どういったものだったのでしょうか?

忘れている方も多いかと思いますので、船場吉兆事件を時系列にまとめてみました。

船場吉兆は「せんばきっちょう」と読み、大阪市中央区で多店舗展開をしていた吉兆グループの高級料亭です。

客単価は3万円ほどで、高級料亭というより超高級料亭といったお店です。

1991年に吉兆の暖簾分けで船場吉兆を開業し、福岡市にも進出しました。

そんな船場吉兆、つまり高級料亭が起こした不祥事は次のようなものでした。

船場吉兆の不祥事とは?
  • 賞味期限切れの菓子や惣菜を販売していた

売れ残った菓子や惣菜の消費期限または賞味期限のラベルを貼り直し、偽装して販売していた。

  • 産地偽装をしていた

佐賀県産の和牛を「但馬牛」、ブロイラーを「地鶏」など、約10商品の産地や原材料を偽装していた。

  • 無許可での梅酒製造及び販売

酒類の製造を行うために必要な酒税法上の許可を得ずに梅酒を製造・提供していた。

こういった不祥事の数々が2007年に発覚し、問題になりました。

採算を重視しすぎる経営方針が招いたようです。

まさか超高級料亭が産地偽装や賞味期限切れを出すとは思いませんよね…。

2007年には全店舗で営業を休止しましたが、翌年2008年1月に民事再生法という経営的窮地に立たされている事業を再生することを目的とした法律を使って、なんとか再開しています。

経営陣も一新しました。
湯木正徳氏が退任し、妻の湯木佐知子氏が新しい社長となりました。

しかし2008年5月、客の食べ残し料理の使い回しが発覚し、さらに客足が遠のいていきました。

結局、5月28日に大阪市保健所に飲食店の廃業届を提出しています。

採算を重視するのはいいですが、お客様を無視した経営は良くありませんね…

船場吉兆の事件の『その後』

船場吉兆の事件の『その後』

船場吉兆自体は現在は廃業しています。

他の吉兆グループ(本吉兆、京都吉兆、神戸吉兆、東京吉兆)はグループではあるものの資本関係はなかったため、船場吉兆が廃業したのみでその他の吉兆グループは続いています。

【関連リンク】吉兆グループ店舗紹介(外部リンク)

船場吉兆廃業とともに、働いていた従業員も全員解雇となり、湯木正徳・佐知子夫妻も自己破産しています。

また、船場吉兆の不祥事が発覚したときの記者会見はかなり強く印象に残っている方も多いのではないでしょうか?

当時社長だった湯木佐知子さんと、長男で取締役だった湯木喜久郎さんが謝罪会見を開きました。

しかし、記者からの質問に答えられず言葉に詰まる喜久郎さんを助けようと、佐知子さんが隣で

「大きい声で」「記者の目を見て」「頭が真っ白になったと(言いなさい)」

とささやく声をすべてマイクが拾っており、「伝説の記者会見」と言われ世間を賑わせました。

佐知子さんは「ささやき女将」なんて呼ばれたりもしていました

そんな船場吉兆ですが、現在はどうなっているのでしょうか?

船場吉兆の現在、女将と長男と次男は?今は復活していた!

船場吉兆の現在、女将と長男と次男は?今は復活していた!

「ささやき会見」で話題となった船場吉兆の女将や長男、そして次男の現在はどうなっているのでしょうか?

まず、「ささやき女将」として有名になってしまった船場吉兆の元社長・湯木佐知子さんの現在についてご紹介します。

船場吉兆の現在、女将と長男と次男は?今は復活していた!

一時期はノイローゼ気味だったそうですが、白髪以外は特に変わりなく比較的お元気そうですね

2014年時点では吉兆グループの持株会社である株式会社吉兆の役員をされていたそうです。

続いて、取締役だった長男・湯木喜久郎さんの現在です。

船場吉兆の現在、女将と長男と次男は?今は復活していた!
こちらは記者会見当時の画像です

度重なる不祥事や謝罪会見が相当堪えたのか、現在は飲食業界とは関係ない全く別の仕事をしているようです。

業界や詳しい会社名などは分かりませんでした。

最後に船場吉兆の次男・湯木尚二さんの現在についてです。

湯木尚二さんは現在、「日本料理 湯木本店」をはじめとする日本料理店を経営しています。

船場吉兆が廃業した後、一時期は外食チェーンのお店で働いていたこともあったようですが、その後「株式会社プラス思考」という企業を立ち上げました。

株式会社プラス思考では、外食専門のコンサル業で生計を立てていたそうです。

それまでの船場吉兆での経験や、外食チェーンで働いた経験が活きたのかもしれませんね。

その後自身で日本料理のお店を開業し、現在は3店舗を構えるまでに成長しました。(「日本料理 湯木本店」「日本料理 湯木新店」「肥後橋 ゆきや」)

船場吉兆の現在、女将と長男と次男は?今は復活していた!

以前船場吉兆で働いていたスタッフが戻ってきたりと、経営も軌道に乗っているようです。

尚二さんは、いつかまた兄の喜久郎さんと一緒にお店をやりたいそうですよ

まとめ

今回は、船場吉兆の不祥事事件について詳しく解説し、その後の船場吉兆、そして女将や長男、次男の現在について紹介しました。

ビッグモーターの不祥事発覚で「船場吉兆」というワードがトレンド入りしましたが、事件の内容については詳しく知らないという人も多かったのではないでしょうか?

船場吉兆は大阪を中心に展開していた高級料亭でしたが

  • 賞味期限切れ商品の販売
  • 産地偽装
  • 無許可での梅酒の製造・提供
  • 客の食べ残しの使い回し

こういった不祥事が発覚し、2008年に廃業しました。

謝罪会見は「ささやき会見」「ささやき女将」などと言われ、かなり話題になりました。

その後、女将や長男は飲食業界から離れたようですが、次男の湯木尚二さんは日本料理のお店を開業し3店舗展開するなど、経営が軌道に乗っていることが分かります。

不祥事はもちろん良くないことですが、そこから学び、また立ち上がって進んでいくことが大切だと改めて思いました

大きな不祥事事件でしたが、いろいろと学べることも多かったのではないかと思います。

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