＋1(844)の電話番号はアメリカのどこ？折り返し・出てしまっても大丈夫か！

近年、海外の電話番号から発信される詐欺電話が急増しています。

「インターネットサイトの利用料金が未納です」などと言われて、電子マネーの購入や振込でお金をだまし取られるケースが多いそうです。

特に、「+1 844」から始まる番号はアメリカからの国際電話であることを示していますが、国際電話を装った詐欺の可能性もあるため、注意が必要です。

そこで本記事では、「+1 844」から始まる電話番号の正体と、折り返し電話しても大丈夫なのか、詐欺被害を防ぐための対策について詳しく解説していきます。

+1 844とは？

+1 844は、アメリカやカナダなど北米大陸からの電話であることを示しています。

ちなみに、電話番号で日本に割り当てられた国番号は「+81」のため、海外から日本へ国際電話をかけたい場合は市外局番や090などの前に「+81」をつける必要があります。

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+1 844から始まる電話番号はアメリカからの電話？

+1 844から始まる電話番号は、アメリカやカナダなど北米大陸からの電話である可能性が高いですが、必ずしもそうとは言い切れないのも実情です。

なぜならば、近年詐欺グループが電話番号を偽装し、あたかも海外から発信しているかのように見せかける発信者番号偽装の手口が横行しているためです。

実際、アプリなどを使えば海外からの電話を装って発信できるようです。

「+1 844から始まる番号はほとんど詐欺」という声もありますので、万が一かかってきた場合には注意が必要です。

+1 844に折り返し電話しても大丈夫？

+1 844で始まる番号から電話がかかってきた場合、原則として折り返しをするのは避けてください。

詐欺グループは折り返し電話をかけさせることで個人情報を聞き出したり、高額な通話料金を請求してくる可能性があります。

+1 844で始まる着信に折り返した人からは
「中国語の自動音声のようなものが聞こえた」
「英語の音声も聞こえた」
のような声が上がっていました。

身に覚えのない番号から着信があった場合は、折り返しをする前に電話番号をインターネットで検索してみる癖をつけておくのも良いでしょう。

検索してみると「迷惑電話」「セールス」などの情報が出てくる場合があります

+1 844から始まる電話番号の詐欺の手口

+1 844から始まる電話番号を使った詐欺の手口には、次のようなものがあります。

こういった詐欺は日本だけでなく、中国やアメリカでも被害が多発しているようです。

電話で個人情報や口座情報などを話さないように注意しましょう

+1 844から始まる電話番号の詐欺被害を防ぐ対策

+1 844から始まる電話番号から着信があった際、詐欺被害に遭わないためにも以下のような対策を講じてください。

「知らない番号からの着信には基本的に出ない」というふうにルールを決めておき、家族や友人とはLINE電話やSNSを使ってやりとりするというのも一つの手です。

また、留守番電話を設定しておけばメッセージを残してもらえるかもしれないので、メッセージを聞いて怪しいと思ったら折り返さずそのままにしておくこともできます。

ただし、知らない番号であっても利用しているサービスや宅配便のドライバーからの着信の場合もありますので、折り返し電話をかける前に電話番号を調べてみることをおすすめします。

怪しい番号はSNSなどでも情報共有してくれている人がたくさんいます

+1 844から着信があった場合の対処法

もしも+1 844から始まる電話番号から着信があったときは、次のように対処してください。

知らない番号からの着信には、基本的に対応しないことが一番です。

留守電にメッセージが残っていた場合には確認してみて、中国語や英語の自動音声など怪しげなものであればそのまま放置しておくのが良いでしょう。

詐欺の可能性が高い、もしくは電話口で個人情報や口座情報を教えてしまったというときは、速やかに警察や各種相談窓口に通報しましょう。

警視庁の総合相談センターには「#9110」または「03-3501-0110」でつながります。

参考：相談ホットラインのご案内（警視庁ホームページ）（外部リンク）

まとめ

今回は、+1 844から始まる電話番号についてと、詐欺の手口や対処法などについて詳しく解説しました。

+1 844から始まる電話番号はアメリカやカナダなど北米からの国際電話の場合もありますが、国際電話を装った詐欺の可能性が高いです。

詐欺グループが電話番号を偽装する技術を用いて、海外から発信しているように見せかける「発信者番号偽装」の手口が横行しています。

+1 844から始まる番号から着信があったときは、次のように対処してください。

• 電話に出ない
• 留守電にメッセージを残させて、確認する
• 折り返し電話をかける前に、番号を調べてみる
• 個人情報や口座情報は絶対に教えない

もし+1 844から始まる番号に個人情報を伝えてしまった場合や、教えられた口座にお金を振り込んでしまった場合には速やかに警察に通報してください。