電話番号111とは、携帯電話やスマートフォンで電話回線の試験をおこなうための電話番号です。
この番号をダイヤルすると、オペレーターが回線の接続状況を確認し、折り返し電話をかけてくれます。
そこで今回は、着信試験111にダイヤルした際の折り返し対応について、キャリアごとに詳しく解説していきます。
格安SIMについても解説します
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111番電話の折り返しの概要
電話番号111は、電話回線の接続状況を確認するためのダイヤルです。
111に電話をかけると自動音声アナウンスが流れます。アナウンスを聞いた後に電話を切ると、その後折り返しの電話がかかってきます。
折り返しがくれば、着信も正常にできるということになります
111にダイヤルした時点で正常につながらなかったり、音声がうまく聞こえなかったりする場合は、回線に異常がある可能性があります。
docomoの折り返し対応
docomoで契約している携帯電話やスマートフォンで111をダイヤルした場合、折り返しの電話がかかってきます。
折り返し電話に出れば、着信試験は完了となります。
auの折り返し対応
auで契約している携帯電話やスマートフォンの場合、111でダイヤルすると自動音声ガイダンスが流れます。
しかし、docomoとちがって折り返し電話はかかってきません。
SoftBankの折り返し対応
SoftBankで契約している携帯電話やスマートフォンの場合、着信試験用の発信ダイヤルは「11111」または「11112」となります。
そもそも番号が違うので、注意してください
SoftBankもauと同様、発信テストのみで折り返し対応はありません。
楽天モバイルの折り返し対応
楽天モバイルで契約している携帯電話やスマートフォンの場合は、番号「111」をダイヤルすることで発信テストをおこなうことができます。
しかしテストは発信のみで、折り返しには対応していません。
格安SIMの折り返し対応
格安SIMは独自の回線を持たず、キャリア(docomo、au、SoftBank)の回線を借りて通信を行う事業者のことです。
そのため、格安SIMで携帯電話やスマートフォンを契約している場合は各社がどのキャリアの電話回線を利用しているかで対応が異なります。
- docomo回線の場合(BIGLOBEモバイル、イオンモバイル等):折り返しあり
- au回線の場合(UQモバイル、IIJmio等):折り返しなし
- SoftBank回線の場合(LINEMO、ワイモバイル等):折り返しなし
また、格安SIMによっては複数のキャリア回線の中から選べる場合もあり(mineoなど)どのキャリアの回線を契約しているかで対応が異なります。
まとめ
今回は、電話番号「111」の着信試験を携帯電話やスマートフォンでおこなう場合の、各キャリアや格安SIMでの対応状況について解説しました。
まとめると、次のようになります。
- docomo:発信、着信テストともに可(折り返しあり)
- SoftBank:発信テストのみ(番号は「11111」または「11112」)
- その他のキャリア、格安SIM:発信テストのみ(折り返しなし)
携帯電話やスマートフォンから着信試験をする場合は、各キャリアの対応をよく確認してからおこなうようにしましょう。