こんにちは!
近頃、珍しい動物をペットにされる方が増えていますが、その中でも手の平に乗ってしまう「モモンガ」
体長が13〜16cm前後で飛ぶための「皮膜」を持っていることでも有名な動物です。
今回は「モモンガ」をペットとする時の値段や寿命、飼い方・モモンガの性格などをご紹介していきます!!
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モモンガ(ペット)が話題に
今回はモモンガについてご紹介していきますが、モモンガの中でもペットとして飼える
- フクロモモンガ
- アメリカモモンガ
の2種のモモンガについて比較しながらご紹介します。
実は「フクロモモンガ」は厳密にはモモンガではないのですが、「アメリカモモンガ」と比較して入手しやすく、また毛色なども種類なども様々いるためペットとして人気です。
数年前からモモンガの輸入はワシントン条約で禁止または制限されているため、現在日本でペットとして飼えるモモンガは国内で繁殖させた固体となります。
フクロモモンガはコアラやカンガルー(有袋目)の仲間です。
アメリカモモンガはリスなどが仲間になります。
外見もフクロモモンガに比べるとよりリスに近いです。
モモンガ(ペット)の値段はいくら?
実際にモモンガをペットにしようと思った時に、値段はいくらくらいなのでしょうか?
- フクロモモンガ(ノーマル)…約1〜3万円(ノーマルは一般的に多くみられる背面がグレーがかった毛色に縞模様がある。耳が黒い)
- アメリカモモンガ 約1〜3万円
色々調べった結果、上記の値段が相場となります。
ちなみにフクロモモンガの場合、「アルビノという体が白く目が赤いフクロモモンガ」や「リューシスティックという体が白く目が黒いフクロモモンガ」の場合約10〜30万円することもあります。
やはり珍しい分だけ高額なお値段になる場合もあります。
アメリカモモンガの場合は元々繁殖が難しいため、毛色の種類などはあまり多くないようです。
フクロモモンガの場合は、大型ペットショップやネット通販など比較的手に入りやすい動物です。
ただし懐きやすさなどの性格はもちろんモモンガの個体差がありますので、直接触れるようなペットショップで実際に触れ合った上で購入を検討することをオススメします。
アメリカモモンガの場合、フクロモモンガに比べると入手が困難です。
先ほどの値段の際にも触れましたが、アメリカモモンガは繁殖が困難なため個体数が限られています。
中には予約して取り寄せてくれるペットショップもあるようです。取り寄せの場合
- どんな性格の子なのかが解らない
- 取り寄せたら引き取るしかない
など制限もあるため事前に確認が必要です。
参考リンク:ペットのコジマ検索ページ、ペットショップ「ピュアアニマル」
それぞれペットショップのスタッフの方に、「普段食べているエサ」や「モモンガの性格」なども事前に確認しておくとその後の参考になります。
モモンガ(ペット)の気になる寿命と性格
それではモモンガをペットにする時に気になる&事前に理解しておかなければならない「寿命」や「性格」について、フクロモモンガとアメリカモモンガについてそれぞれご紹介します。
フクロモモンガとアメリカモモンガの寿命は?
フクロモモンガもアメリカモモンガもペットとして飼育される場合の寿命は約10〜15年です。
犬や猫も平均すると同じくらいといえます。
後ほどモモンガの飼い方についてご紹介しますが「最後まで責任を持ってお世話できるのかどうか?」しっかりと検討することが大切です。
フクロモモンガとアメリカモモンガの性格は?
性格は種類によって異なりますので確認が必要です。
フクロモモンガの性格
赤ちゃんから育てることでアメリカモモンガに比べて人に慣れる可能性があります。
ただし、フクロモモンガを赤ちゃんから育てるにはかなりの根気がいることを覚悟してください。
元々警戒心が強く、臆病な動物です。
さらに赤ちゃんともなると免疫力が弱くほんの些細なことで死んでしまう可能性があります。
フクロモモンガの母親として責任を持って根気強く育てる覚悟がないとなかなかオススメできません。
フクロモモンガの赤ちゃんの育て方は、後ほど「モモンガ(ペット)の飼い方」でご紹介します。
アメリカモモンガの性格
フクロモモンガに対してアメリカモモンガはどうでしょう?
アメリカモモンガはフクロモモンガよりもさらに警戒心が強く臆病な動物です。
一度不信感を抱くと二度と懐くことはもとい、信頼関係を築くことはできません。
ただフクロモモンガよりも鳴き声が高くて人間の耳には聞こえにくい、匂いが気になりにくいといった点もあります。
モモンガ(ペット)の飼い方
ではモモンガ2種をペットにする時の飼い方をご紹介します。
モモンガ(ペット)を飼うときに必要なもの
- ゲージ
ゲージの幅が脱走しない程度のものを用意。活発に動く固体もいますので、モモンガに合わせたゲージを用意しましょう。
- 止まり木
野生のモモンガは木の上で暮らす動物です。ゲージの中に用意する際ペットショップなどで木材なども確認します。
- エサ入れ
リス専用のエサ入れなどを用意します。
- 給水器
小動物用のぶらさげタイプがオススメです。
- 巣穴
モモンガ専用がなければリス用で代用。
ワラなどを入れることで匂い軽減をしている方もいます。
- ペット用シーツ
ゲージの床やその周辺にペット用シーツを敷いておくと掃除がしやすくてオススメです。
- モモンガの餌
モモンガは雑食です。
偏食傾向にある動物なのでで気に入った食材しか食べない場合は栄養失調に要注意です。
フクロモモンガもアメリカモモンガともに概ね必要な備品は変わりません。
あとは固体に合わせたおもちゃやエサを変化させてください。
モモンガ(ペット)を飼うときの注意点
- トイレ
基本的にフクロモモンガもアメリカモモンガもトイレのしつけはできないと考えてください。
排泄しながらマーキングする習性があります。
衛生面や臭い対策含めこまめに掃除するなどお手入れも必須です。
- 温度管理
フクロモモンガ・アメリカモモンガどちらも「暑さ」が苦手な動物です。
最低は18℃を下回らないようにして、18〜23℃の温度をキープします。
温度管理のための空調代は覚悟しておきましょう。
- フクロモモンガ、匂い&鳴き声&夜行性への考慮が必要!!
フクロモモンガは臭腺が発達した動物のため獣臭がします。
ご自身が我慢できるかペットにする前に確認することをオススメします。
実際にペットとして飼われている方は、ペット用の消臭剤や空気清浄器・こまめな掃除で対策をしています。
また犬のように鳴くこともありますので、ご近所への配慮も必要です。
アメリカモモンガの場合、鳴き声は聞こえにくいですがフクロモモンガと同様に「夜行性」です。
夜中にゲージで動き回ることもあるので、ご近所への配慮やご自身の生活スタイルへの考慮が必要です。
- アメリカモモンガは歯が命!?
アメリカモモンガは歯が一生伸び続けます。
あまり伸びすぎてしまうとエサが食べにくくなってしまいます。
固めの木でできた止まり木やおもちゃを置いて自分でかじらせる、または定期的に病院へ行ってケアすることが必要です。
- ゲージから出す際の注意点
ゲージから出して運動不足解消する際には、体長が小さい動物なのでいくつか注意が必要です。
コードなどをかじられる、水におぼれる、行方不明になるなど、考えられるケガや事故につながる要因に対策をしてゲージから出すようにします。
特に小さいので物陰などに入ってしまった場合、慌てて物を動かすとモモンガがケガをする恐れがあります。
ハムスターなどもそうですがエサを各所において、夜行性なので夜活発になるまで待つといった対策をとりましょう。
フクロモモンガの赤ちゃんの育て方
フクロモモンガは母親の授乳で育つので、ペットとして飼う場合約4から6週間ほどミルクで育てます。
ミルクは必ずフクロモモンガ赤ちゃん専用のミルクをあげてください。
ミルクはひと肌に温めて、8時間ごとにスポイトなど口に入れやすい用具を使ってください。
温度管理は成体よりも繊細で、温度は30℃/湿度50%に保つようする必要があります。
繰り返しになりますが、赤ちゃんのフクロモモンガは免疫力が弱く些細なことで死んでしまいます。
きちんと育てる環境を整えてお世話することで、フクロモモンガとの信頼関係を築くことができます。
最後に
今回はフクロモモンガ、アメリカモモンガについて、それぞれの性格や飼い方などをご紹介してきました。
フクロモモンガ・アメリカモモンガともに診察できる病院が少ないこともありますので、ペットにする前に事前に調べておくことも忘れずに。
モモンガだけではありませんが、ぜひペットにする際は最後まで愛情を持って接してくださいね。
モモンガが愛らしいパートナーとなる参考になれば幸いです。
最後までありがとうございまいた。